診療内容Contents
当院でできる検査・治療
- 12誘導心電図心臓の状態を簡単に把握できます。
- 24時間ホルター心電図心臓の状態を24時間にわたり評価し、不整脈や狭心症の診断を行います。
- 24時間自動連続血圧検査日中は30分おき、夜間は1時間おきに血圧を測定し、一日の血圧変動パターンを調べます。
- 心臓超音波検査心臓の形、大きさ、動きを評価します。弁の状態を評価します。
- 頸動脈エコー首の動脈の状態を見ることで、動脈硬化の状態を評価します。
- 運動負荷心電図運動により心臓に負荷をかけ、心電図が変化するかどうか調べます。
・トレッドミル法
・マスター法 - ABI/PWV検査動脈硬化の程度を測定し、血管年齢を推定します。両手足の血圧を測定し、閉塞性動脈硬化症の診断を行います。
- レントゲン検査心臓の大きさや肺の状態を調べます。
その他、検診・特殊外来・
予防接種なども行っております
各種検診 | 特定健診、がん検診(肺、大腸、前立腺)、腹部エコー、肝炎ウイルス検査など行っています。詳しくはお問い合わせください。 |
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特殊外来 | 禁煙外来、ペースメーカー外来、睡眠時無呼吸症候群 |
予防接種 | 高齢者肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ、帯状疱疹、風疹などの予防接種や抗体検査を行っています。詳しくはお問い合わせください。 |
心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーションは、心筋梗塞や心不全など心臓病を起こされた患者さんが、低下した体力を安全なやり方で回復させ、自信を取り戻して日常生活を送れるようにするための運動療法や生活指導を軸としたプログラムです。以前は、心臓病を持っている患者さんに運動療法を行うことは禁忌(してはいけないこと)とされてきました。しかし、多くの研究で、心臓リハビリテーションを安全な方法で行えば、患者さんの症状を取り除き、さらには予後を改善することが証明されています。
以下の病気を持つ患者さんが
対象となります
●急性心筋梗塞
●狭心症
●開心術後
●大血管疾患
●慢性心不全※1
●閉塞性動脈硬化症※2
- ※1 いずれかを満たす場合:① LVFF40%以下 ② 血中BNP ≧ 80pg/ml ③ peakVO2 ≦ 80%)
- ※2 間欠性跛行と呈する場合
当院では、回復期や維持期にあたる患者さんの心臓リハビリテーションを行います。通院しながら定期的に心臓リハビリを行い、社会復帰や生活の自立、体力の増進をサポートさせていただきます。熟練したスタッフが、運動療法、患者教育、生活指導、カウンセリングなどを担当します。心臓リハビリテーションプログラムに参加することにより、安心して日常生活を送っていただきたいと考えています。
心臓リハビリに期待される効果
●身体的効果
運動能力改善効果:持久力増加、筋力増加
冠血流改善効果:冠動脈狭窄の退縮および側副血行路の発達、血管内皮機能改善、自律神経機能改善、炎症反応の改善
●QOL改善効果
抑鬱や不安を解消し、QOLを向上させる
●二次予防効果
生命予後改善:心臓死や再入院率の低下
冠危険因子の是正:高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満生活指導を受けることによる病気の再発予防方法の習得
心臓リハビリの内容
●運動療法
基本は歩行や自転車こぎなどの有酸素運動です。筋力が低下している患者さんには、筋力トレーニングも行います。
運動の前に行うストレッチや自宅で簡単に行えるトレーニング方法などもアドバイスいたします。
●生活指導
健康に有益な生活習慣、食事、運動について指導を行います。心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン 日本循環器学会 2012年改訂版